トリプルファイヤー『エピタフ』を聴いた
先日うちで友達と飲んでるときに嫁が話していた「
「
接合点に回転の力が加わることが重要そうだ
・トリプルファイヤー『エピタフ』を聴いた
日常の小さな真理を俯瞰した歌詞とソリッドな音で人気が本格的になってきている、トリプルファイヤー3枚目のアルバム。若い女子の雑誌「セブンティーン」にインタビューが載ったらしい。読みたい。
今回も持ち味は冴えていて、期待を裏切らない盤だった。
特に好きなのが
今日は寝るのが一番よかったいつの間にか頑張りすぎてたんだと思う体のことは体が一番知ってる 疲れがきれいに取れた眠い時に無理矢理頑張ったってたかが知れてるそれだったら今日はコンディションの回復に努めたほうが賢かったし結果的にそうなった 全てがうまくいってる
(m07『今日は寝るのが一番良かった』)
携帯のゲームしかやってないから
俺 携帯のゲームしかやってないから
おまえがなんかしてた間
携帯のゲームしかやってないから
そこんとこ考慮してくんないと
勝てるわけない
(m08『ゲームしかやってないから』)
音源を貼れないのがくやしいが、m07『今日は寝るのが一番良かった』の緊張感のあるビートにのせてボーカル吉田がぶつぶつと言い訳をして自己を肯定する感じや、m08『ゲームしかやってないから』の上目線で強めに開き直る吉田の後ろで流れる陽気な演奏が絶妙。
一歩間違うと万人の共感を狙ったいわゆる「あるある」ネタの漫談みたくなりそうなのに、しっかりかっこいいと思って聴けるのは、大まじめ本気で作り込まれたビートとバンドの演奏によるところ。あとはギリでイカれているように見えるルックスも一役かっているだろう。
1stアルバムから聴いているけどm11『こだわる男』で初めて吉田がまともにメロディを歌っているのが新鮮だった。プレイリストをシャッフルで流して、くるりだと思ったらトリプルファイヤーだった。