フィジカルvsデータ

夫です。

札幌はまだ雪が降るのに桜の写真を発信し続ける本州の民に怒りがわいています。

このままじゃ咲いた桜をこの目で見ても感動できなくなるぜ。

 

・音楽のメディアについて(「フィジカルvs配信限定」系のお話)

少し話題になったこの記事(http://ampmusic.jp/368/)を読んで。

※反響の大きさから後日談として追加記事有り(http://ampmusic.jp/671/

 

乱暴にまとめると、元の記事、まずは

「音楽の情報をどう得てるか→雑誌は終わった。webはまあまあ。レコード屋が一番の情報源」という流れから、

「(レコ屋はもちろんレコードやCDを扱っているので)フィジカルでのリリースが重要。『配信限定』っていう時点で少なくとも気合いで負けている。」というお話。

 

この記事、『音楽メディア』として(雑誌/web/レコ屋)と(フィジカル/データ)という二つのクラスタを同時に扱ってるのが話を拗らせてて、「もっとレコ屋で生の情報を!」「アナログ音源最高!」とかの宣言ではなくてほんとにただの雑談程度のノリだったのではないだろうか。

まあこの記事が気に入る/気に入らないは別として、フィジカルvsデータ配信。実際どうだろうか。前から少し思ってたこともあり、自分の意見をば。

 

僕の場合ははっきり言って完全にフィジカル派です。フィジカルってかCD派。 

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 恥ずかしながら我が家の音楽スペース。(全く管理をしない、パワータイプのCD派)

フィジカルorデータ、何となく下記の要素があるような気がする。

 

①音楽の聴き方

自分は最近こそジムでイヤフォンで聞くこともあるが、部屋では写真奥のステレオを使う。家事のBGMとしてかけることが多い。

まずこの時にCDを選ぶのが、楽しい。

ipodでくるくる選ぶのは「コレ」って決めてなきゃ難しい。(細かいことではipodクラシックのデザインによる面もある)

家事しながらだとある程度まとまった曲数を聴くし、ipodのシャッフルだとしっくりくる曲まで飛ばしたくなっちゃったり。こまめにプレイリストを作るのも面倒。

 

最近ならCDをレンタルして、リッピングしたらそれで満足してほとんど聴いていない。これが本当にもったいない。そういえばperfumeのレベル3もレンタルして聴いてないな。

そう、CDじゃないと、物として手に取れないと、忘れちゃうんだよ。データには「お、こんなのあったな」 が圧倒的に少ない。俺はipodとそのデータには思い入れがわかないんだ。

 

②好みのジャンル

自分は広いけど浅くしか聴かないので、まず配信でしか手に入らないようなマニアックなものは「知らない」という前提もある。一会社員のアンテナと耳はとても小さい。

 

hiphopやクラブミュージックはデータと相性が良い。

世に出た瞬間からの二次的創作がこのジャンルの醍醐味だ。刻んでrapを乗せられて別の曲になったり。あいつが今朝方upしたbeatが今夜フロアでかかる。djのラップトップに繋がるLANケーブルとうちのそれは同じものだ。

そんなスピード感で出てくるミックステープを追い続けるやつらは化け物だと思う。

 

おーちゃん、毎度驚かされるよ。http://funky-freshin.doorblog.jp/

 

・気合い

さっきの記事の話に戻るけど、「『配信限定』っていう時点で少なくとも気合いで負けている。 」という話。

この間弟のバンドの自主制作CDを手伝ったのだけれど、やはり相当の手間はあった。バイト代もそれなりに犠牲にしたのだろう。(現代っ子、もちろんデータでも世には出している)

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(作って満足しちゃったのかもしれないけど、せっかく作ったんだから、もっと一生懸命広めてほしい)

 

と、そんな苦労を目の当たりにすると、フィジカル/データは、音の面で、気合いで、「差なんて無い」とは一概に言えないような感覚はわかる。 

 

いいバンドほど、才能ほど、データだけでなくてフィジカルでもリリースするのをやめないで欲しいと願います。

はじめはトリプルファイヤーとsimilabの新譜を書きたかったのにフィジカルフィジカルうるさい長文になってしまった。

 

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