『アナと雪の女王』『X-MEN フューチャー&パスト』を見た
夫です。
ネット開通の際、某マダ電気で家電の割引と引き替えにしこたま入らされたyahooBBのオプションプランを片端から解約した。
その煩わしさによるイライラを鎮火するために、ホームセンターや洋服屋で衝動買いを重ね、昼からビールを飲み、映画を二本立て続けに見た。
イライラは見事に消えたが、お小遣いと遊興費も見事に消えた。本当に見事だ。今思い出してもドキドキしちゃうくらい。
・『アナと雪の女王』『X-MEN フューチャー&パスト』を見た
6/1、映画の日だったので思い切って映画を二本見た。
映画の日なので1000円だと思っていたら増税後は1100円に値上がりしていた。
文句は言わない。文句は言わないけれど、ただただため息だけが出る。
・『アナと雪の女王』
4回くらい泣いた。
当たり前だけどこの映画、レリゴだけじゃなかった。
冒頭からものすごいテンポで、エルザとアナに生じる溝と両親の死、それによりそれぞれが女王と王女になるまでが描かれ、ちょっとあっけにとられていたらアナが元気よく城の門を出たところで泣いてしまった。
主人公のアナは「おてんばで快活な」典型的ディズニーヒロインなんだけど、これはもう誰がどう見ても感情移入しやすく、愛らしい。
もう一人のミステリアスで自らの特異な運命に向き合うことになるエルザもこれまた応援したくなるタイプのヒロイン。
二人とも超魅力的。
そんなお家芸の魅力的なヒロインを対立させたり仲直りさせたり、そりゃ面白いに決まっている。
出てくる王子様役も言わばアナとエルザの物語の手助けをしたようなもんだ。(しかも王子様は二人も出てくる)
アナと王子様、最終的にキッスしてくれてよかった。トナカイの方の王子様、「俺のキッスで!」的な勢いで走ってきたらなんやかんやで「キッス不要」だったから、ちょっと肩すかしだったろうな。
「周りのお客さんが松たか子と一緒にありのままのって歌い出したらどうしよう」心配してたけど、さすがにそんなことはなかった。二つ隣の女の子がちょっと歌ったくらいだった。
・『X-MEN フューチャー&パスト』
一回も泣かなかった。
僕は割とこのシリーズのファンで時系列やキャラの設定がわかっていたが、「ウルヴァリンの角刈りかっこいい」くらいの前知識の嫁が楽しめるか、寝ないか心配だった。(結論としては寝なかったし楽しかったみたい)
大筋は「センチネルっつーすごく強い敵が出てきて人類もミュータントも超ピンチになったから過去に戻ってその原因を防ぐ」という、スッポンポンのシュワルツェネッガーに任せとけって感じの話。アイルビーバック。
タイムスリップものって、中途半端にその手の映画をたくさん見てると
”過去にいってなんかしたら現在ではどう変化する”とか、
”現在の結末は変わらないけど平和な現在がもう一つできるから良し”
とかいろんな解釈があるから、今作どこが目指すべき着地点なのかが明確じゃないのがすっきりしなかった。
結果的に昔の戦いで死んだ仲間も生きてる、いろんなことが全部白紙に戻った現在になっていた。ドラゴンボールかよ。
他にもウルヴァリンが全然戦闘で活躍しないとかレイブン役のジェニファーローレンスの巨乳がイマイチ目立ってないとか、いろいろ小不満はあるものの、過去作に因んだたくさんの小ネタや、いろんな能力の見たことない戦闘のシーン、新キャラクタークイックシルバー大活躍のシーンなどの視覚的な快感だけでこのジャンルの映画はOKです。満足。
・映画を立て続けに見るということ
今回は12:30からレリゴを、15:00からX-MENを見た。
何となく贅沢なことしてる気がして同日に映画を二本見るのは好きなんだけど、レリゴの感動の余韻を感じるヒマもなく殺伐としたX-MENに突入してしまったのは失敗だったかな。
しかしアナを先に見て本当によかった。もしX-MENを先に見ていたら、エルザのことをミュータントとしてしか見ることができなかっただろう。
エルザ、あなただけじゃない。手の甲から爪みたいの出てくる無敵のおじさんとか、青くて誰にでも変身しちゃう女、基本目から光線出っぱなしのイケメンとか、同じ悩みを抱える仲間は案外たくさんいるよ。安心してほしい。
『アナと雪の女王』『X-MEN フューチャー&パスト』ものすごくざっくり言うと、両方とも特異な能力をもった人達の苦悩と希望の物語でした。