2014.05.25『第37回 北海道を歩こう』に参加した

夫です。

うちは「サッカーを見るために夜更かししたり夜中に目覚ましで起きだしたら離婚」と言われているほどサッカーに興味がない。

 

・『第37回 北海道を歩こう』に参加した。

『北海道を歩こう』とはさっぽろ健康スポーツ財団が主催する遠足だ。

今回で37回目、札幌真駒内から支笏湖畔までの33km/その途中の真駒内カントリークラブまでの10kmを歩くイベント、今回我々は33kmを歩いてきた。一人2260円も払って。

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スタートは真駒内中学校。2300人くらい参加したらしい。

 

距離の他に『はやく』『ふつう』『ゆっくり』というクラス分けがあり、地方アナのような女性の合図でスタートがきられていった。

「ふつう」の列に並び、今か今かというところで地方アナより「それではふつうのみなさんのスタートです」とのっけから凡人の烙印を押された。

そうだった。忘れるところだった。俺はふつうのみなさんだ。

僕らは機動戦士ガンダムで言うところのジムだ。ザクだ。ガンダムを戦場で活躍させるためのエキストラの一人だ。目立つな。中庸。低空飛行で社会をなぞれ。

スタートしろ。しかし忘れるな。お前はふつうのみなさんの一人だ。

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真駒内を発ち、6kmの芸術の森を通過、10kmの第一ゴール地点を経てからはこんなアスファルトの地面と緑色の壁、青色の空が延々と続いた。

 

16kmの昼休憩にはもう足にはっきりと疲労があった。

20kmを過ぎた頃には若干会話も減り

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MATSURI STUDIOからやってきた女も

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たびたび立ち止まってそんきょの姿勢を取るようになった。

 

30kmを過ぎるといよいよ疲労のメーターが振り切れて

「帰宅しても主婦として機能しないと思う」

「ただの女で居させて」

「眠たくなってきた」「寝たい」

「今日は縦になってる時間が長いから早く横になって調整しなければ」

と不可思議な言動が増えていた。

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だましだましどうにかゴールしたが、体力の衰えをがっちり両足で味わった。

学生時代に室蘭からニセコまで110km歩いたことがあり、33kmなぞ屁でもないとタカをくくっていたがとんだ見積り違いだった。

ありがとうございました。楽しかったけど、このテのイベント、もうあと数年は大丈夫です。

今思うと110km遠足は人生で身体的には最も辛い経験だったが、まさしく人生の糧になっている。今でも大抵のことはアレに比べれば何ともないと思える。

 

ところで、歩いている間この曲が耳にこびり付いていた。

 コレを歌うと元気が出る。

疲れが吹き飛んでどこまででも走っていけそうだ。

身体が軽くなる!世界が輝いて見える!

 

動画はスカート澤部さんがどこかのイベントで歌っているもの。

笑っちゃうくらいの大人たちの盛り上がり。この現場に子供がいることが心配になるほどのパーティアンセム。

 

名曲に罪はないと思う。